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Kaleido:ひとつの原稿を、三つの形へ

同じ原稿を記事・ギャラリー・動画の三つの形にし、8 つの言語で公開する。Kaleido はまず自分のために作る。原稿から公開までの流れを一通り整えてから、他の人にどう使ってもらうかを考える。

コンテンツを作ってきて、いちばん疲れるのは「書くこと」ではない。「ひとつの原稿を、いくつの出口に合わせて作り直すか」だ。記事で一度出し、ギャラリー用に直し、動画の台本をまた書き直す。数字をひとつ変えるたびに、四か所を直すことになる。Kaleido が片づけたいのは、まさにそこだ。

ひとつの原稿、三つの形

同じ出来事でも、三つの形にはそれぞれ得意なことがある。

  • 記事は因果を順に説明できる。腰を落ち着けて読む内容に向く。
  • ギャラリーは要点を数枚の図に圧縮する。スマートフォンで一画面にひとつ、流し読みでも残る。
  • 動画は語り口とリズムを渡せる。三分で語りきる伝え方に向く。

システムの上では、この三つは別々の案件ではない。ひとつの内容仕様——同じ識別子、同じ 8 言語のテキスト、同じブロックとタグ——を、それぞれの出口に映したものだ。一か所を直せば、三つの形がそろって動き、8 つの言語もそろって動く。

なぜ、まず自分のためなのか

プラットフォームの最初の版には、自分が確認した内容だけを載せる。原稿から公開までの流れをまず整えてから、投稿の受け付けを考える。私にとって「毎日自分で使っている」がいちばん厳しい合格基準だ。使い勝手が悪ければ、翌日には自分で気づく。

まず自分で使い切ってから、他の人に扉を開くかどうかを考える。

基盤の層では、Kaleido は OCPS のマルチテナント基盤の上に建つ。ゲートウェイと、コンテンツ・メディア・多言語・統計などのサブプラットフォームで構成され、アプリ自身は業務データを持たない。画像は非公開のオブジェクトストレージに置き、描画のときだけ短時間有効な URL を発行する。動画のページはカバー画像だけを読み込み、クリックしてから再生元へつなぐ。再生元は外部プラットフォームのプレーヤーかもしれないし、自前のメディアライブラリが発行する短時間有効な URL かもしれない。ページに恒久的な直リンクは載らない。